板ばね用SUS鋼帯(コイル) 304csp｜SUS輸入材ドットコム

耐食性が良く、板ばね用ステンレス鋼帯の代表的な鋼種として最も広く使われている材料です。

オーステナイト系。機械的特性のバランスが良いことから、一番幅広く使われている材料です。

※上記以外の板厚材料も作成可能です。お問い合わせください。

自動車部品のゼンマイや板ばね、ガスケット、携帯電話のドームスイッチ、時計、文房具　建築金物　電池関連　家電部品　等

C	Si	Mn	P	S	Ni	Cr
0.08 以下	1.00 以下	2.00 以下	0.045 以下	0.03 以下	8.00～10.50	18.00～20.00

密度 g/cm³	比熱 J(kg・K)	熱膨張係数 (0～100℃)10^-6/K	熱伝導率 W/(m・K)	電気抵抗 μΩ・cm	ヤング率 N/mm²
7.9	502	17.3	16.3	72	193000

機械的性質

記号	圧延調質材			低温焼鈍後
記号	硬さ HV	引張強さ N/mm²	伸び％	硬さＨＶ	引張強さ N/mm²	伸び％
H	370 以上	1130 以上	－	385 以上	1195 以上	－
3/4H	310 以上	930 以上	3 以上	320 以上	970 以上	2 以上
1/2H	250 以上	780 以上	6 以上	255 以上	805 以上	4 以上

※圧延直角方向の曲げ性の良い方向での曲げ

0.10～0.15	0.16～0.24	0.25～0.39	0.40～0.59	0.60～0.99
±0.010	±0.012	±0.015	±0.020	±0.025
1.00～1.24	1.5	2
±0.030	+0.025～-0.050	+0.030～-0.070

※上記以外の板厚材料も作成可能です。お問い合わせください。

板ばね用ステンレス鋼は圧延調質材のままでも使用できますが、より強いバネ性が必要な場合は部品加工後400℃位で低温焼鈍（テンパー処理）を施されることをおすすめします。
低温焼鈍の条件：通常400～420℃で1～2時間加熱（製品の性能、設備、作業条件によって200～450℃で適当時間処理でも可）

出典：日本工業標準調査会「JIS-G4313」